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マットレスを買い替えようと店舗やネットを見ると、「硬さ」を表す数値がいろいろ並んでいて、どれが自分に合うのか分からなくなる人は少なくありません。N(ニュートン)という単位が使われていることもあれば、「硬め」「柔らかめ」という言葉だけで書かれていることもあります。この記事では、マットレスの硬さを示す指標の読み方から、体重や寝姿勢に合わせた目安、硬さの失敗パターンと後からの調整方法までを整理しました。
マットレスの硬さの指標|ニュートン(N)とは何か・注意点
マットレスの硬さを表す指標としてよく使われるのが「ニュートン(N)」です。Nは本来、力の大きさを表す国際単位ですが、マットレス業界では「荷重(重さ)をかけたときにどれだけ沈み込むか」を測る硬さの目安として用いられています。数値が大きいほど硬く、小さいほど柔らかいという関係にあります。
N値は統一された公的規格ではなく、メーカー独自の基準で測定・表示されていることが多い点に注意が必要です。そのため「A社の170N」と「B社の170N」がまったく同じ硬さとは限りません。測定条件や素材の構成が異なれば、同じ数値でも寝心地は変わってきます。
複数のメーカーを比較するときは、N値の絶対値だけで判断せず、同じメーカー内での相対的な硬さの順序(ソフト・レギュラー・ハードなど)を参考にするのが現実的な使い方です。また、N値以外にも「硬め」「柔らかめ」といった言葉だけで表記しているメーカーもあり、表記方法は統一されていません。
体重別の硬さの目安|軽め/標準/重めで沈み込みが変わる
マットレスに体を預けたとき、体重が重いほど深く沈み込み、軽いほど沈み込みが浅くなります。同じ硬さのマットレスでも、体重によって体圧の分散具合が異なるため、体重別に硬さの目安を持っておくことが大切です。
一例として、モットン公式サイトでは体重別のN値目安を次のように提示しています。
| 体重区分 | 硬さ(N値) | 目安 |
|---|---|---|
| 45kg以下 | 140N(ソフト) | 体が軽く沈み込みにくい層向け |
| 46〜80kg | 170N(レギュラー) | 標準的な体重の層向け |
| 81kg以上 | 280N(ハード) | 体が重く沈み込みやすい層向け |
※2026年7月時点・モットン公式サイト確認。N値はメーカー独自基準であり、他社製品との単純比較はできません。あくまで一つの参考例としてご覧ください。
体重が重い人が柔らかいマットレスを使うと、腰が沈みすぎてしまい、寝返りが打ちにくくなることがあります。逆に体重が軽い人が硬いマットレスを使うと、体が浮いてしまい、圧力が一点に集中しやすくなります。自分の体重がどの区分に近いかを確認したうえで、硬さの目安を絞っていくと選びやすくなります。
寝姿勢別の硬さ|仰向け・横向き・うつ伏せ
寝姿勢によっても、マットレスに求められる硬さは変わってきます。これは姿勢ごとに体がマットレスと接する面積や、体重のかかり方が異なるためです。
仰向けで寝る場合
仰向け寝は、体の背面が広い面でマットレスに接するため、体重が比較的均等に分散されます。厚生労働省の「e-ヘルスネット」および健康長寿ネット(長寿科学振興財団)のいずれも、寝た姿勢で体への負担が最も少ないのは、腰部のS字カーブのすき間が2〜3cmのときと記述しています。仰向けで寝ることが多い人は、腰のすき間が2〜3cm程度保たれる硬さを一つの目安にするとよいでしょう。
横向きで寝る場合
横向き寝は、肩や腰など体の側面がマットレスに接するため、接地面積が仰向けより狭くなります。硬すぎるマットレスだと肩が沈み込まず、腰が浮いてしまうことがあります。やや柔らかめの硬さで肩を受け入れつつ腰を支えるバランスが重要です。
うつ伏せで寝る場合
うつ伏せ寝は、胸や顔がマットレスに接するため、沈み込みが深くなりがちです。柔らかすぎるマットレスだと胸が沈み込みすぎて呼吸が苦しく感じられることがあります。うつ伏せで寝ることが多い人は、ある程度硬めのマットレスが合う傾向にあります。
同じ体重・同じ寝姿勢であっても、筋肉量や骨格、好みの寝心地によって「硬い」「柔らかい」と感じる基準は人によって大きく異なります。N値や体重区分はあくまで出発点として、実際の寝心地は可能な限り確認することが大切です。
硬すぎ・柔らかすぎの失敗と体のサイン
マットレスの硬さが合っていないとき、体はさまざまなサインを出します。硬すぎる場合と柔らかすぎる場合で、現れるサインが異なります。
- 腰や肩が浮いている感じがする
- 寝返りが打ちにくい
- 体圧が一点(肩・腰・お尻など)に集中し、痛みを感じる
- 腰が沈み込みすぎて、寝返りが打てない
- 底付き感があり、下の硬い層を感じる
- 起きたときに腰まわりに違和感がある
腰まわりの違和感が続く場合は、マットレスの硬さが合っていない可能性があります。ただし、腰痛の原因は寝具以外にも多岐にわたるため、痛みが続く場合は医療機関の受診もご検討ください。マットレス選びの観点としては、腰痛とマットレスの関係についてまとめた記事も参考になります。
硬さを後から調整する方法|トッパー・敷きパッド・すのこ通気
買ったマットレスの硬さが少し合わないと感じた場合でも、買い替える前に調整の手段はいくつかあります。
- トッパー(マットレストッパー):マットレスの上に敷く数cmの厚みのクッション層です。柔らかい素材のトッパーを敷けば硬いマットレスをやわらかく、硬い素材のトッパーを敷けば柔らかいマットレスに硬さを足すことができます。
- 敷きパッド:トッパーより薄手で、寝心地を微調整したいときに使います。硬さの調整幅はトッパーより小さいですが、手入れが簡単です。
- すのこ通気:硬さそのものを変えるものではありませんが、マットレス下の通気性を確保することで湿気を逃がし、寝心地の悪化を防ぐ工夫です。折りたたみマットレスを使う場合も、すのこを併用することで底面の通気がしやすくなります。
トッパーで硬さを調整する場合、素材によって硬さの加減幅が異なります。柔らかくしたいのか、硬くしたいのかを先に整理してから選ぶと失敗しにくくなります。
硬さの目安早見表|体重×寝姿勢で目安
これまでの内容を、体重区分と寝姿勢の組み合わせで整理しました。N値はモットン公式の体重別目安を一例として掲載していますが、メーカー独自基準である点にご注意ください。
| 体重区分 | N値目安(※) | 仰向け | 横向き | うつ伏せ |
|---|---|---|---|---|
| 45kg以下 | 140N(ソフト) | 標準〜やや硬め | 柔らかめ | 硬め |
| 46〜80kg | 170N(レギュラー) | 標準 | やや柔らかめ | 硬め |
| 81kg以上 | 280N(ハード) | 硬め | 標準〜やや硬め | 硬め |
※2026年7月時点・モットン公式サイト確認のN値目安。メーカー独自基準であり、他社製品との単純比較はできません。寝姿勢別の硬さは、腰部S字カーブのすき間が2〜3cmになることを基本目安(e-ヘルスネット・健康長寿ネット)として、一般的な傾向を示したものです。個人の体格や好みによって最適な硬さは変わります。
まず自分の体重がどの区分に近いかを確認し、普段の寝姿勢の列を見て硬さの方向性を把握します。そのうえで、同じメーカー内でソフト・レギュラー・ハードのどれが近いかを確認すると、商品を絞りやすくなります。
よくある質問
まとめ|自分の体に合う硬さの目安を持つ
マットレスの硬さ選びでは、N値という指標を知ったうえで、それがメーカー独自基準であることを念頭に置くことが第一歩です。体重区分で大まかな硬さの方向性をつかみ、普段の寝姿勢で微調整するというアプローチが実用的です。腰部S字カーブのすき間が2〜3cmになることを基本目安にしながら、硬すぎ・柔らかすぎのサインに耳を傾けることで、自分に合う硬さに近づいていきます。
もしすでに使っているマットレスの硬さが合わないと感じている場合は、トッパーや敷きパッドでの調整も検討してみてください。新しいマットレスの購入を検討している方は、マットレスのおすすめで具体的な商品比較も参考にできます。
自分の体重と寝姿勢に合う硬さの目安を持ったら、具体的な商品比較で次の一歩を踏み出してみましょう。
硬さの好みが見えてきたら、実際の商品ページで反発力や厚みを確認してみてください。
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